消費者金融で2社、3社目からの複数借り入れでも大丈夫!

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消費者金融で2社、3社目からの複数借り入れでも大丈夫!

お金を借り入れるときに、金融機関が重視するのは複数ある借り入れ件数でなく、「返済能力」です。年収が高ければ高いほど返済能力も高いとされます。借り入れ件数が2,3件であっても、借りている金額が各社低額でしたら、他の消費者金融からも借り入れができる可能性が高まります。
中小消費者金融であれば、他社借り入れ件数が2,3件であっても柔軟な審査により融資してくれることがあります。
つまり、他社借り入れ件数が複数であっても、絶対に融資してもらえない!ということはありません。
ここでは、借り入れ件数を増やしたい方に詳しく説明していきます。

審査に影響する借り入れ件数は?

これから借り入れを行うにあたって、申込の際、借り入れが無いに越したことはありません。
ですが、それは極論で、必ず借り入れが無い状態でないと借りることができない?ということではありません。

借入件数が何件以上あると審査に影響するの?

申込金融機関や保証会社によっても差があると言えますが、一般的な件数で言うと、1~2件が一つの目安となります。
1、2件の借り入れなら、融資審査には影響が無いと考えて良いでしょう。

逆に3件以上の借り入れがある場合は注意が必要です。
例えばカードローンを3件以上利用している場合は、フリーローン等で複数のローンを一本化し、借入件数を圧縮すると良いでしょう。

住宅ローンは借り入れ件数に入る?

住宅ローンは借り入れ件数に含めなくても良いです。
なぜなら、住宅ローンは基本的に担保を取るため、保全(保証)されているからです。

金融機関は、購入した住宅の土地と建物に抵当権もしくは根抵当権という権利を登記します。
万が一、債務者が返済不能となった場合、金融機関は抵当権もしくは根抵当権の権利を行使し、土地と建物を売却し、売却代金を借入残代金に充当することができます。

よって、住宅ローンは保全されているため、ローンではありますが他のローンとは異なる見方となります。上記のことを踏まえた上で申込みを行なうと良いでしょう。

あなたが借りているのは銀行?or消費者金融?

そもそもあなたが今、どこで借り入れをしているのか確認してみましょう。もしあなたが銀行からの借り入れが多い場合、それ以上の借り入れができる可能性は高いです。
なぜならば、消費者金融は銀行からの借り入れはそれほど気にしないからです。

反対に銀行は消費者金融から借り入れがあるというだけで、審査の際は悪印象になります。
銀行は自分たちの方が上位と見る傾向にあるため、消費者金融からの借入れがある人を「消費者金融から借り入れがあるなんてお金によほど困っている証拠だ」とみなす傾向にあります。

借り入れる前にチェック!総量規制に気を付けて

そもそも「総量規制」とは、個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。(ただし一部除外または例外となる借り入れもあります。)
消費者金融などの貸金業者は、「総量規制」の影響を受けますので、銀行系カードローンよりも借り入れに制限があります。

総量規制による、主な影響

1 年収の3分の1までしか借りられない
2 50万円超の限度額設定には収入証明が必要
3 仮に年収が300万円であれば、最高でも100万円しか借りることができません。1社100万円ではなく、貸金業者からの借入総額が100万円です。

1社で50万円を超える借入限度額を設定する場合や、複数社から100万円超の借り入れをする場合には、収入証明書(源泉徴収票・給与明細・確定申告書など)の提出が必要になります。

銀行系カードローンの場合、年収の3分の1までという制限が無くなり、収入証明書は200万円超や300万円超の限度額にする際に必要になります。銀行は契約当初から100万円以上の限度額になることも珍しくありません。

※2017年以降、銀行系カードローンの審査が厳しくなっており、メガバンクでは限度額50万円超で収入証明書を求めるようになっています。

消費者金融で複数借入する場合、借入金額が審査に及ぼす影響とは?

借入金額に関しても上記同様、具体的な基準はありません。
目安としては年収の半分と考えておくとよいでしょう。ですが消費者金融の場合と信用金庫の場合では違ってきます。

消費者金融の場合、総量規制により年収の3分の1が借入できる上限額になりますが、信用金庫の場合は総量規制は対象外となるので、必ずしも年収の3分の1が借入できる上限額とはなりません。
しかし、何度も言いますが借入金額は少ない状態に越したことはありません。

複数借入する場合、借入先によって審査に影響はあるのか?

借入先が消費者金融と銀行系の違い

融資審査では、借入先を消費者金融と銀行系(銀行・信用金庫・クレジット会社等)に分けて考えます。
銀行系の借入がある分には影響はありませんが、消費者金融の借入があると、多少なりとも審査に悪影響があると言えます。

商品内容や金利等は消費者金融も銀行も大差はないのですが、やはり消費者金融はイメージが審査に影響を及ぼしてしまいます。
この場合、銀行系で消費者金融のローンを借り換えし、消費者金融の借入残高をゼロにすることが有効だと考えられます。
また、現在、他にも借り入れがある場合は、その分も含めて借り換えすることで、借入件数も圧縮することができるので一石二鳥と言えるでしょう。

今までの借入がゼロということが必ず良いとは限らない?

これまでの内容では、借入件数や借入金額が無いに越したことはないと言いましたが、必ずしも良いことだけとは限りません。
例えば、これまでまったく借入をしたことがないAさんと、過去に借入をして全額完済した実績のあるBさんとでは、Bさんの方が信用力があると言えるでしょう。
信用力は融資審査においては大きなプラスとなります。Aさんにおいては初めての借入であり延滞を起こすという可能性は分からない状態です。
一方、Bさんは既に返済を終えたという実績があります。

この様に、完済実績が融資審査を有利に進めてくれる場合もありえます。

まとめ

審査において、借入状況が影響を及ぼす具体的な件数や金額は決まっていません。
ですが、これらはどちらも少ないに越したことはありません。

これから新たにお金を借り入れるということは、これまでよりも毎月の返済額が増えるということになります。
返済額が増えると毎月の収支状況も変わっていきますし、年収に対する借入返済の割合も増えてしまいます。
審査では「返済していくことが可能か」という点を中心に審査していきます。

審査する立場に立って考えると、おのずと何をすれば審査に通りやすいかということが分かってきます。
先ほど記載した通り、借入件数が多かったり、消費者金融の借り入れがあったとしても、借り換えを行なうことで審査を有利な状態にすることが可能です。

上記のことを踏まえて金融機関窓口に相談し、最善の状態にして申し込みを行なうと良いでしょう。

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